年下男子♂
そして午後の授業が始まった。
午後の授業も午前の授業と同様。
落書きして遊んでいると時間が過ぎていた。
そしてやってきた放課後。
「私今日急ぎの用事あるから由香と愛里沙二人で帰ってて〜!ごめん!じゃあね〜」
私は二人の返事も聞かずそれだけ言い残して校門を走り抜けた。
こういう急ぎのときに限って信号は赤。
「もう〜…」
それだけでイライラした。
そしてやっとのことで家に到着した。
「よし!智也と智也の友達が来るまでに急いで片付けなきゃ!」
私は腕をまくり、机の上に散乱している教科書に手を伸ばした。
そのとき。
ピーンポーン。
家のチャイムが鳴った。