年下男子♂
「あはは…いろいろあってね!おはよ♪」
「由香おはよう♪」
私と愛里沙は由香に挨拶した。
それから3人でいろんなコトを話した。
学校のことや家でのことなんかを30分くらい。
時刻は7時半。
私は頭の隅で裕也のことを考えていた。
もしこのまま裕也くんと何も話せず終わっちゃったらどうしよう!
そんなの悲しすぎるよ!
話し掛けたいのに話し掛けられない自分がいやになった。
トントン
その時、誰かに肩を叩かれた。
私が振り向くと、
裕也だった。
裕也くん?!!
私の顔はまた赤くなる。
裕也から話し掛けてくれるなんてすごく嬉しかった。
「な…何……?」
私は小さな声で尋ねた。
「えっとー…話しあるから聞いてくんない?」
裕也は少し籠もったような声で言った。
「う…うん…何?」
「ここじゃ…ちょっと…いつもの公園で話さね…?」
「え…?」
そんな大事な話なのかな…?
「いいよ!愛理!行ってきて!」
愛里沙が私たちの会話を聞いていたらしく言った。