年下男子♂
「ごめん…俺なんかに告白されても困るよな……俺愛理先輩より年下だし、フラれるってことは分かってるけど…最後だからどうしても伝えたくて…!」
違うよ
「ううん………ひっく……嬉しくて……泣いてるの…!私……出会ったときから……裕也くんのこと…好きだったから…!」
私は泣きながら言った。
やっと伝えることができたんだ―…
「好き」って気持ち―…
裕也は私を一旦離した。
「マジで…?!」
私はゆっくり頷いた。
「よっしゃ〜〜超嬉しいんだけど!!」
裕也は幼稚園児みたいにはしゃいだ。
満面の笑みだった。
さっきまでの真剣な顔はもうなくなっていた。
私の頬を大粒の涙が伝った。
「おい!泣くなよ!」
裕也はハンカチで私の涙を拭った。
「だって…嬉しいんだもん……!」
「なら笑えって!」
裕也はまた私に抱きついてきた。
「…うん!」
私は笑みを浮かべた。