年下男子♂



「あ!」


裕也は私を離してバッグをいじり始めた。



「コレ!昨日渡せてなかったから…!」




裕也が渡してくれたのは、




ハートのネックレスだった。



「うわ〜可愛い」



私は飛び跳ねた。




「気に入ってもらえてよかった〜」



裕也は安心したように笑った。



「どうかな?」



私は早速ネックレスをつけて言った。



「超似合ってる!」



裕也は満面の笑みを浮かべた。





あ……!




私も昨日渡せてないプレゼントがあるんだ!!




「私もコレ渡せてなかった…!」



私はカバンから取り出したラッピングされた袋を渡した。



「わーい♪開けていいか?」


「うん♪」



裕也はすぐに袋を開けた。


「うわ〜俺が好きなスポーツブランドのタオルじゃん!!」



裕也はタオルを上に挙げて喜んだ。



「まだまだ先だけど、裕也が中学になったときに部活とかで使ってほしいと思ってコレにしたんだ♪」



気に入ってもらえてよかった〜



「サンキュー☆☆☆」



裕也は大切そうにタオルを袋にしまった。



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