203




そんな暗い過去なんて胸にしまって、



ピンポーン


緊張しながらチャイムを鳴らす。



引っ越し蕎麦を配りにきたのだ。
社交的でない分、こういうのは人一倍緊張する。









しばらく待ったが返事がない。





ピンポーン


もう一度押してみた。






201号室

柊 碧 ヒイラギ ミドリ


グリーンアパートの管理人さんだ。



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