203




「だめだめ、クリボウ。俺今日暇なんだよね。」

「いや、あのぅ、私バイトが…」

「大丈夫。今日休みって言ってたから?」



「はい?」


誰が?っていうか疑問?

などという言葉を発する前にガシッと肩を捕まれる。


「俺が大人の遊びっつぅもんを教えてやっから」

更に満面の笑みを向けられて思わず赤面してしまう私。


違うのだ。決して嶋朋弥に恋心を抱いている訳ではなく、
男性に免疫のない私の意に判してこんなカッコ悪い事に…。
完全に半泣きの私。




< 23 / 57 >

この作品をシェア

pagetop