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「ってか昨日は俺の事を見捨てやがって!!あの後すっげぇ大変だったんだからな!!」
「それで?誰なの?どんな人?やだもう、あたし嬉しい!!」
「あ…あぅ…」
口を挟む隙間もなくつめよる二人。
「ちょっと朋美、あんたうっさいのよ。今は光ちゃんの初恋がメインなのよ!!」
「!!朋美って呼ぶんじゃねぇ!!」
「あら、あんたみたいな女ったらしにはお似合いな可愛らしい名前じゃない、朋美。」
「このオカマ!!男か女かハッキリしてから言いやがれ!!」
「あら、あたしは身も心も女、いや乙女ね。」
尚も、ギャーギャーがなりたてる二人にかなりの頭痛を覚える。
(しかも争ってる内容どうでも良いし…)
ため息をついて、早く終わってくれる事を祈っていると、
バァァァアン!!!
再び開く扉。しかも204号室。
引っ越しそばを配りに行った時には留守だったので、
初お目見えの御近所さんである。