俺の彼女は宇宙人
きっかけ
俺とさおりは2人共、強がりでシャイだ。
だから、2人が付き合っている今の状態は、奇跡に近い。
俺たちが付き合い始めたのは今から約半年前、つまり高一の冬だ。ちょうどあの日は、バレンタインデーの前日だった。
「お前、チョコ好きか?」
げた箱で靴をはきかえていたら、藤木が走ってきてそう言った。急いでたのか、息が荒い。
「なんだよ突然」
その時、俺はバレンタインデーなど頭になかった。俺は、そういう明らかにお菓子会社のためのイベントが好きじゃない。
が、チョコは好きなので、
「まぁ好きだけど」
と言葉を続けた。
「よっしゃ」
そういって、藤木は俺の腕をつかんで引っ張った。その勢いで、履きかけの靴が足から外れた。
靴下のため、よく滑る。
「おい、ちょっと」
藤木は俺の言葉に耳をかさない。
「あぶねぇって!」
そうこう言ってるうちに、4階分の階段を登り、教室の前についた。
だから、2人が付き合っている今の状態は、奇跡に近い。
俺たちが付き合い始めたのは今から約半年前、つまり高一の冬だ。ちょうどあの日は、バレンタインデーの前日だった。
「お前、チョコ好きか?」
げた箱で靴をはきかえていたら、藤木が走ってきてそう言った。急いでたのか、息が荒い。
「なんだよ突然」
その時、俺はバレンタインデーなど頭になかった。俺は、そういう明らかにお菓子会社のためのイベントが好きじゃない。
が、チョコは好きなので、
「まぁ好きだけど」
と言葉を続けた。
「よっしゃ」
そういって、藤木は俺の腕をつかんで引っ張った。その勢いで、履きかけの靴が足から外れた。
靴下のため、よく滑る。
「おい、ちょっと」
藤木は俺の言葉に耳をかさない。
「あぶねぇって!」
そうこう言ってるうちに、4階分の階段を登り、教室の前についた。