俺の彼女は宇宙人

キーンコーンカーンコーン

最悪の間で鐘が鳴った。
結局俺の口から出た言葉は、

「帰ろっか」

だった。

げた箱にいくと、先ほどの俺の靴が、逆さまの状態で放置されていた。
先に履き替えた俺は、ここで先に帰るのも、と思い、さおりを待った。
さおりは急ぎながらも、かかとを潰さないよう丁寧に革靴をはいている。
履き終えたさおりは、「ごめん」と小走りで俺のところまできた。
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