夜月
顔をあげると,びっくりした。
声とは逆にそこにたっていたのは不良だ。
みためで判断するのは悪いが、
どうみても不良の格好だ。
きくずした制服に、ピアス、
最後に髪は金髪ときたものだ。
まさしく不良。。
いったい、
いくつ校則違反をしているのだろうか・・・。。
彼は。。
「こら!!芦川!!お前はいつもいつも!!
 何をやっとるんだ!!」
先生の声が廊下に響いた。
「まぁ、まぁ怒るなってッ☆鈴宮センセ♪」
軽い口調で先生に声をかけながら
歩いてくるもう一人の男子。
そのもう一人の男子も不良だ。
彼もまた,たくさんの校則違反をしていた。
「うわ!!転校生!?すげェ!!」
軽い口調の男子が私に気づき声を
はって言った。
何がすごいのか私には
まったくわからなかった。
「こら!おまえたちはまったく。
 早く教室に戻らんか!!」
再び先生の大声。
「おー!こえ~☆」
ちゃかした声で教室へと入っていく2人。
「すまんなぁ。騒がしいやつらで。」
「いえ。」
そう言いながらも私は深いため息をついた。
できればあの2人には
2度と近づきたくない。
あのての人種は一番嫌いだ。
人生の中で一番かかわりたくない人だ。
でも、これから私の人生の中に
あの2人が大きくかかわってくることを
まだ16歳の私は知なっかた。。
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