夜月

・出会い・～GIRL～

「今日のホームルームは愛知県からきた
　転校生を紹介する。」
先生の一言で教室がざわめく。
廊下で待たせれていた私にもわかった。
まぁ愛知から東京に転校してきたって
あんま変わんないし。
そうめずらしくないでしょ。
私は転校してくるのは初めてではないし
今までに、親の仕事のせいで
何回も転校した。
だから、緊張はしない。。
そう思いながら私は廊下にたっていた。。
先生に呼ばれ教室に入って行く私。
みんなの視線が先生から私にかわる。
そして口々にしゃべりだす。
クラス全体がざわめきはじめた。。
「女の子かぁ。男の子がよかったしぃ～。」
「やべぇ、まぢかわいくねぇ!?」
「そう？こわくない!?あの顔!!」
そんなに転校生ってめすらしいかな。。
それにしても少し騒ぎすぎぢゃない。
まるで小学生みたい。。
そう思いながら私は小さくため息をした。
「静かにしろ！」
と　先生の声で静かになる教室。
「じゃぁ、自己紹介を頼む。」
「はい。愛知県からきた天宮愛です。
　どうぞ、よろしくお願いします。」
と　一言あいさつし、一礼をした。