犬彼

「明、ちょっとそれ見せて。」

何を思い立ったのか、美月はチケットを真剣に見出した。

「何だよ?」

「これ、4人行けるじゃない。私…しょ…「おー!!

わくわくランドの招待券やないか。俺も行ってええ?」

「おぉ!!いいぞ!!じゃーこの4人で行くかあ~」

その言葉に美月は思いっきり落胆していた。

「何や美月?テンション低くないか?」

舜汰くんは美月の顔を覗き込もうとする。

…今はやばいと思う…

「あんたのせいよ!!馬鹿舜汰!!」

バッチーン…

教室中に頬を叩いた鈍い音が響いた。

舜汰くん…ご臨終です…

「まあ…いいや。私も行く。楽しもうね、美和♪」

「うん」

美月が私をぎゅっと抱きしめる。

「あーーーーーーー!!!!俺の美和なのにー!!」

隣で落胆してる明は…ごめん。今は放っておくw



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