犬彼


「………よし。完璧。」

今日の私の格好は、半袖のTシャツにチェックのスカート。中に短いズボンも履いている。

今日はスポーツ系で決めてみた…。遊園地だしね。

何か似合わないな。

私の黒の長い髪はポニーテールにして、緩く巻いた。

思ったとおりに出来たけど、何か本当に似合わない気がする。

……今更着替えたりする時間もあまりないし、今日はこれで行こう。


皆とは駅前の時計台に10時に約束してる。

丁度私が付いた時に時計台の前にはもう3人とも来ていた。

「おはよ。」

「美和~おはよぉーw」

「シッシッ明どっかいってよ。私の美和なんだから。」

「何いってんだよ馬鹿美月!!美和は俺の!!!」

「はあ…明何恥ずかしいセリフ言ってるん?美和ちゃん真っ赤やで?」

「//////」

「わーっ美和可愛いっっ」

明はぎゅっと抱きしめてきた。

「……もう相手にしたくない。ほな、行きますか!!」

「やったーっっ」

「明うるさい。」

< 14 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop