犬彼


1回転はないーーーーーーっっ

心臓が口から飛び出てきそう…

【お疲れ様でしたー♪】

やっと止まって隣を見ると

明が気絶??白目向いてる!!!

「明…?明?」

一生懸命肩を叩くと「はっ」と目を覚ました。

「大丈夫?」

「死ぬかと思った…生きててよかった…」

本当に苦手なんだな…

これからは乗せないようにしてあげなきゃな…


「あー楽しかった♪明ってば白目向いてて超びっくりしたし。」

「あれは異常やんなあ。さて、次は何にしよか」

次に乗るアトラクションをニコニコと選んでる2人の横で、まだ明は死に掛けていた。

次に行ける状態じゃないな…

「美月っ明ちょっとどころか凄くきつそうだから、私たちはそこのベンチで休んでるね。

だから、2人で行って来て?」

「えー??…もう…しょうがないなあ。舜汰、2人で行こうか。」

「了解!!俺らが戻ってくるまでには生き返っとけよ。」

2人はこーゆーの得意中の得意であんなジェットコースターとか3回も4回も乗りにいきそうだな…

何度も言うけど、2人が羨ましい。


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