犬彼


「翔も行こう??お金とかはロッカーにほとんど預けてるし。大丈夫だと思うよ??」

「んー…じゃー行くか。」

「やったっ」

美月はテンションがあがりまくり。

美月は本当に翔が好きだなー。


「美和!!!いけ!!!!」

ボールが舜汰くん腕の横をすり抜け

地面でバウンドする。

「やったっ!!」

「俺らの勝ち~」

翔と私はハイタッチを交わす。

「美和って何気に強いんやなあ」

舜汰くんは悔しそうに頭をかきながら笑った。

「はいはい。じゃーチーム交代」

明の一声でチーム交代。

今、5人でビーチバレーをしている。

5人で割り切れないから

2人ずつで1人は審判を交代交代でしている。

「さっき翔さんとハイタッチしてた…浮気者」

「浮気者って!!!浮気じゃないし。」

私がフンとそっぽを向くと

明があせって謝ってきた。

ちょっとかわいかったりする。




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