犬彼
私はごぞごそとかばんの中からあるものをだした。
「お昼ご飯…作ってきたんだけど…」
「マジ??美和の手料理とか!!!すげーうれしいんだけど」
明がわくわくした表情で私を見る。
その表情を見るだけで私は幸せな気持ちになる。
「俺には??ある?」
「全員分あるから…味の保障はないけど…食べて?」
ランチボックスを開けると
中からサンドウィッチとか、から揚げとかいろいろ入っているのがわかる。
「うまそーっ」
「さすが美和だな。」
「俺の嫁さんーっっ」
「明!!!違うし!!美和は私のお嫁さんっ♪」
「……食べてみて??」
皆弁当に手をつけ口に入れる。
おいしくなかったら…どうしよう。。。
味見はしたけど…ちょっと心配…
私はドキドキだった。
「「「凄くおいしいっっ」」」
3人が声を合わせて言う。
凄くニコニコしてて、こっちもニコニコしたくなった。
でも、翔は黙ったままだった。