犬彼


「翔??どうかした??」

「え??あ、いやー…また腕上げたなってw。さすがだよ。」

よかったー…

「翔さん、当たり前じゃないですか。だって俺の美和だし。」

明はいつものように私を後ろからぎゅっと抱きしめる。

「私の美和なのに…」

そういった美月には苦笑い。

「明…照れるから…抱きしめるの、やめて??」

「嫌だった??」

「だって…恥ずかしい…」

私は赤くなっている頬を隠すように顔を下げた。

「わかったよー…俺我慢するもん。」

明は私の腰に回っていた腕を外し、サンドウィッチに手を伸ばした。

「んー美味い。俺幸せだー」

4人とも凄く美味しそうに全部食べてくれた。

美味しい美味しいって言ってくれて

あー…作ってよかったな。そう思えた。

次作る機会があったらもっと腕を上げなきゃね。

私のママは料理得意だからもう少し習おうかな。



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