犬彼
あれからずっとビーチバレーとかして遊んでいたけど
疲れたし、日も暮れてきたので帰ることにした。
「この家最高に綺麗だなー」
「ここ俺の婆ちゃんが前住んでて、今は空き家なん。やけど毎週清掃のおばちゃん来てくれてはるから綺麗やろ??」
「へー舜汰のお婆ちゃん家だったのかー。。。」
来るとき海に直接行ったから、この家の中をみたことがなかった。
とても広くて、綺麗で ザ オカネモチ!!!って感じ。
「んと、2階に部屋あるから。皆1人ずつなあ。」
「俺、美和とがいい!!!!俺の美和と一緒の部屋!!!!」
「は??何言ってるの??美和は私のだし。私と一緒の部屋にしよう!!!!」
すごく必死そうに美月と明は私の肩を掴み揺する。
「はいはいはい。美和は明と寝ぇ。俺と美月と翔さんは1ずつなあ」
「うっしゃーっ美和と一緒だー」
「美和、私のほうがいいんじゃない??私と寝ようよ」
「美月、もう諦めよーか。もう少ししたら夕食にするから、後で俺が呼びに行くまで
各自部屋でゆっくりしよか。んじゃーまた後で♪」
舜汰くんは手をひらひらと振って部屋に入った。
「もー私1人部屋かあ…ま、いいや。じゃ、また後でね翔さん♪」
って、翔だけにバイバイゆったし…
「ほら、俺らも部屋行こう。じゃーまた後で。」
「…後でね??」
「ああ。ごゆっくり」
翔は少しニタっと笑った。
「あーあ…美和も今日大人の階段のぼっちゃうのかな??
何か、悲しいなあ。」
翔がそう呟いていた事はだれもしらない。