犬彼

「わあー!!!綺麗な部屋だね!!!」

部屋の窓から外を見ると

私たちがさっきまで遊んでいた海が見えた。

水平線の先に少しだけお日様が隠れてた。

「むっちゃ綺麗!!!!!夕日凄いな!!!」

「うん!!凄い凄い!!!」

私と明は暫く窓辺にへばりついていた。


ふと、視線を感じ視線の先を見ると

私の顔をジッと見る明が居た。

「……??明??」

明の顔は夕日に照らされ真っ赤になっていた。

「どうかしたの??」

私がそういった次の瞬間

明の唇が私の唇と重なっていた。


ほんの数秒の間だった。

唇が離れたと思ったら、明にぎゅっと抱きしめられる。

「明??」

「美和…可愛すぎ…/////」

口元を隠しながら言う明はとても赤くて。

「美和、もっかいしてい??」

そういって明の顔が近づいてきた。

バン

「あっきらーご飯にしよー」

笑顔で舜汰くんが入ってきた。

明の顔を見ると少しむすっとしてる。

「あれ…??ちょっと邪魔だった感じ?」

「思いっきり邪魔だった。」

バシッ

明が舜汰くんの頭をたたく。

「いてえよ馬鹿が!!!!!キス1回できんかったからて

そー怒るなや!!!」

「怒るし!!!!」

そう言って明はもう一度叩こうとする。

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