CoCoa.+




「そう…ですよね。気持ちの持ち方が大事ですよね」



決心したかのように椅子から立ち上がる。



橘が座っている席まで行くと、軽く頭を下げる。



「飴、ありがとうございます」


「いーえ」


「それと…」


「ん?」


「また…来てもいいですか?」



遠慮がちに聞くと、橘は笑った。



「いつでも、どうぞ?すずめちゃん」



ぽんぽんっと優しく頭を撫でてくれた。





< 9 / 18 >

この作品をシェア

pagetop