Luv story* 短編
「 先生 」


「 佐藤、これ持ってけや 」

いつもの聞き慣れた声。

振り返ると先生が
ニカニカ笑ってた。

高い身長に、
整えられた顔。
少し大きい眼鏡を
クイッとあげるのが癖。


「 なんで、いつも私なんですか? 」


本当は甘えたい、のに。
甘えられない。

ぶっきらぼうな私。


< 1 / 28 >

この作品をシェア

pagetop