カエルの王子様
「スキーは俺と同じで、
孤独になっているかも、
知れないな・・・。」


「そうかも。
初めて知ったわ。」


俺とモナが知った、
スキーの孤独。


「ねえ?
バンがもしカエルでなく、
人間として私と会っていたら、
結婚しますか?」


「分かりません。
ここに居たときでも俺は、
孤独に耐えていました。」


「何処の王国でも、
後継ぎにあるには孤独に、
絶えなければならないのですね。」


「そうかも知れません。」


俺はマリーの事が、
頭から離れなかった。
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