カエルの王子様
「こんな姿を愛してくれる
人物なんか現れるか?」


「現れます。
嫌?現れていますよ。」


キリの言葉に俺は、
少し疑った。
何処にいるんだ?


「マリーですよ。」


「マリーか?
キリ。幾らマリーでも、
無理に決まっている。」


「そうですか?
貴方様の気持ちは嘘を
付いておられます。
現にお腹のバラが浮き出て、
何よりも証拠です。」


キリの言葉に、
俺は言えなくなった。
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