カエルの王子様
キリは俺達に近づき。


「バンは自分の姿が、
カエルだから諦めている。」


「そんな・・・。」


「もしバンはカエルから、
元に戻り、
スター王国の王に戻る事も、
できてしまう。」


「それの方がいいのでは?」


「本当はそれが1番だけど、
バンは戻ってしまうと、
2度とマリーに会えなくなると、
思っている。
だったら自分はカエルの姿で、
我慢をしたらいいと考えている。」


俺とエンゼはキリの言葉に、
息を飲み込んでしまった。
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