カエルの王子様
「モナ様。
私が身代わりになります。」


「そんな!!
貴方は好きな人と・・・。」


「いいんです。
私はモナ様にどれだけ
お世話になったか。
これくらいいいです。」


「マリー・・・。
貴方は一生好きな人と、
会えなくなるのよ!!!」


モナの言葉に、
マリーはゆっくり頷いた。


「会えなくなっても、
心の中では会えます。
たとえ一生目が見えなくとも、
その人の声だけは、
一生覚えていれます。」


マリーの決断は固く、
ポンやエンゼの説得にも、
応じる事は無かった。
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