カエルの王子様
「ヨーサーの毒によって
殺された?
間違いはないだろう。」


「何故?それを・・。」


「ヨーサーは私の教え子だ。
私は薬品を作っては、
生活を稼いでいた。」


「それは悪い事では、
ありません。
当たり前の事なのに。」


「今までそんな言葉を
思っても見なかった癖に。」


私を睨んできたキリは、
俺を哀れでしか見ていないと
感じ取った。


「バン。
このセーラー村は本当に
過酷な村なんだ。
ここで生活をしていた
ヨーセーは欲望の塊で、
たまに来ていたナンシー様を
大変羨ましく思っていた。」


キリは俺に打ち明けてきた。
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