カエルの王子様
「キリさん。
どうか助けてください。
マリー様はバンがいなくなり、
本当にお辛いのです。」


「そうです。
こんなマリー様を
初めて見ました。」


「そうなのか。
よほどバンの事を気に入った
かも知れないな。」


「気に言ったとは?」


「マリーは自分の心が、
分かっていないな。
まあ時期に分かるし、
焦る必要もないだろう。」


「占いも出来るキリさんなら、
バンの居場所は分かりますか?」


「分かるよ。」


「だったら!!!」


キリは首を横に振った。
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