カエルの王子様

会いたい

・スキーサイド・

気持ちが落ち着かない。


「スキー様?
どうされましたか?」


俺は仕事をしていると、
執事をしているケンヨウが、
聞いてきた。


「いいや。」


「バン様と似ていますね。
自分の事をさらけ出さない。」


ケンヨウは普通に言ってくる。
前王からずっと、
執事をしているから、
兄であるバンも知っている。


「スキー様も、
自分をさらけ出した方が、
気持ちが穏やかになります。」


「出来たら楽だよ。
もうじきアルパン王国の
娘に会わないといけない。」


俺はため息しか、
出てこない。
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