シムーン

Spiderー例えるとするならば蜘蛛ー

眩しい光に目を開けると、見知らぬ天井が視界に入った。

背中には、フカフカのマットレスである。

そう言えば…私、どうしたんだっけか?

冴子と飲んで、見知らぬ男に出会って…うーん、思い出せない…。

だけど、何もされていないのは確かなことである。

服はシワだらけだけど、脱がされた形跡は特にない。

それにしても…ベッド、フカフカだな~。

もう1度寝ちゃいそう…って、今日は会社でしょ!

寝起きの頭にカツを入れると、ガバッと私は躰を起こした。
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