甘々極上不良彼氏


夢を見た……。



真っ暗な中、あたしが1人で座って泣いている夢……。

そんなあたしを後ろから誰かが抱き締めた。


「だっ誰!?」


「俺だよ!おーれ!」


声ですぐにわかった。



咲哉………。



「咲哉!?ねぇ咲哉なんでしょ?」


「おっ!よくわかったな!」


「咲哉ぁ……顔見せてよ!!」

どうしても一目…咲哉の笑った顔が見たかった。

あたしが最後に見た咲哉の顔は泣き顔だったから…



「ダメだ」


「なっ……なんで?」

「俺がお前の顔見たら離れたくなくなっちまうだろ?」


あたしは………咲哉と一緒にいれればせれでいいのに………


あたしの目には涙がたまっていた。

< 42 / 126 >

この作品をシェア

pagetop