甘々極上不良彼氏
さっきまで泣きっ面だった麗香は一気に顔を輝かせた。
こいつも酒好きなんだな。
「飲みます!あたしは〜今日は飲みます!!」
いきなり立ち上がって宣言した。
「よっ!!の〜め!の〜め!」
拓真のコ-ルに調子づいた麗香は缶チューハイを両手にぐびぐび飲んでいる。
ゴクッゴクッゴクッ
「一気!一気!一気!」
ゴクッゴクッゴクッ
「一気!一気!一気!」
俺はただ見てるだけだった。
ゴクッゴクッ―
「プッハァ-」
「いぇーい!!一気万歳〜!」
「やっほ〜い!ヒック…次はぁウイスキーいこうか〜!」
「おい。いきなり度数あがったらまずいんじゃ「いえ〜い!麗香イケ―!!!」
拓真の野郎……
俺の言葉は拓真の言葉に遮られて伝えられなかった。