甘々極上不良彼氏


今日は電車にしよう。

あたしはあまりいい気分じゃない時は電車に乗る。
憂鬱な気分でゼファー乗っても咲哉に悪いしね…。






―――ガタンゴドンガタンゴドン


「…うっ……!!」


きっつい〜…!!
満員電車はやっぱりキツい!
こんな事ならゼファー乗ってくんだった!



―――ゴツッ

「い゙っ!?」


誰かの肘があたしの頭にあたった。


「あっ!わりぃ。」


「あぁ゙!?わりぃですん……だ…ら………あぁぁ―!!裕也じゃーん!」


「うるせぇな……。」


「いやぁ…こりゃまた偶然ね!あんたいつも電車なの?金持ちのくせに〜?」


「……俺は電車に揺られんのが好きなんだよ……」


「へー………」


「……………。」


「……………。」


「……………。」


「………………。」


かっ…会話が…ない…。


気まずい。


あたしこの気まずい雰囲気大嫌いななんだよー!!!
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