数日後、



ゴツン!


隣の部屋ですごい音がした



私は病気か何かで倒れたのだと思い、急いで隣の部屋をノックした



コンコン
「大丈夫ですか?救急車呼びましょうか!?」



キーーィ


ゆっくり扉が開いた



やっぱりゴミ捨て場にいた地球人だった



「気にしないでください。イライラして冷蔵庫殴っただけなんで……」



出て来た男は目の下に大きなクマが出来て、疲労が顔に出ていた。




それ以上会話は生まれなかった。
彼は無口なんだ



(あんまり関わっても良くないかな、じゃあそろそろ…)



「あんたさ…」



「はい?」



「あんたは彼女とかいるか?もしだったら少し相談にのってくれないか?」




(彼女なんていないんだけどなぁ…婚約者いるけど……まぁ同じようなもんだな、うん。)





オホン!


私は一度咳払いをした



「私の未熟な(ほぼ無い)経験が役に立つかわからないですが、それで宜しければ。」
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