王子のもとで働き始めて3ヶ月が経った。



なにが特殊任務だよ、ただのパシリじゃん。



しかもオフィスが地球人のアパートの一室って何だよ。



「少しは慣れたか?」



話掛けてきたのは王子直属護衛部隊のラスク隊長だった。宇宙でも五本の指に入るという強さはさびれた惑星なら3日で滅ぼせるらしい



真っ黒のアルマーニスーツで身長は180を越えている



「あ、ラスク隊長お疲れ様です。今日も護衛ご苦労様です」



ラスク隊長はくわえていた煙草を王子の自画像に押し付けた。



「アァーー!またバカ王子のせいで宇宙戦争が起こる手前だよ。あのバカが他の宇宙人とケンカしたらしい。」
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