君想い



あたしのそばに立っている先生が眉をピクピクさせている…。




「よっ…余裕なんてありませんよ〜…。」




あたしは笑って誤魔化した。




「あとから職員室な?」




と、先生も怒りに満ちた笑顔をした。



―――――――



放課後、職員室でみっちり怒られた。



立ちっぱなしで怒られたから身体も心も疲れきった。



あたしはフラフラしながら荷物を取りに教室に向かった。




「遅かったじゃん。」
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