君想い




『日曜、暇?』




日曜日…?




「暇だけど…。」




『祭り。行くか?』




祭り…。



あたしはカレンダーに目をやった。



毎年あっている夏祭りの日だ。




「い、行ってやってもいいけど?」




弥生が電話の向こうで眉をひそめてるのが目に見える。




『じゃあ、行かねー。』




えっ…。
< 32 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop