君想い
はち
ゴールデンウイーク最終日。
今日は弥生が帰る日。
だから、あたしの家でマッタリとしている。
「弥生…あと何時間で帰るの?」
あたしと弥生は部屋にかけてある時計に目をやった。
「えっと…2時間くらい。寂しいか?」
「寂しすぎる。」
2時間か…。
授業だったら長いって思うのに。
短いよ。
でも夏休みにも帰ってくるだろうし!!
「なぁ…夕紀。」
弥生があたしに話しかけていた。