君想い
と、弥生は意地悪く笑い、あたしの額を叩いた。
触られたところが熱い…。
「何でいきなり連絡しなくなるのよ。」
あたしは弥生を睨みつけた。
「…連絡したら逢いたくなんだろ。」
弥生は泣きそうな表情になった。
今日の弥生は百面相だ…。
「連絡なんかしたら…夕紀に逢いたくなっちまうから…陸人たちに夕紀の話されたら逢いに行っちまいそうだったんだよ。」
弥生…。
「でも…連絡しなくても逢いたくなって戻ってきちまった。格好悪すぎだろ?」