君想い
―陸人side―
あの日、倒れた夕紀に真っ先に駆け寄ったのは2年振りに見た親友だった。
一生懸命、夕紀に話しかけていた。
俺は直感的に感じた。
"弥生は夕紀をまだ好き"
俺の勘は当たり、病院で俺らは2年振りの会話をした。
「あいつ…痩せたな。」
弥生は悲しそうな表情でいった。
あいつとは夕紀のこと。
夕紀は弥生を見たと言った日からおかしかったことを弥生に告げた。
弥生は最初、夕紀に逢わないと言った。