―冷心―レイシン
ポツ、、ポツ、、
ゆっくりと雨が降り出していた。
そしてじわじわあたしの服に染み渡る雨があたしの涙を消してくれた。
帰ろう・・・
しばらく道に立っていたあたしは少しずつ歩き出した。
「あれぇー?あの時の子じゃん♪」
そこには学校の帰りにナンパしてきたチャラ男たちがいた。
「なぁにしてぇんのぉ~?このままじゃ風邪引いちゃうね!ちょっと俺たちと雨宿りしよっかぁ~」
そう言ってチャラ男たちはあたしの肩を掴んで歩き出した。
もう・・・
どうでもいいや・・・