GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「………え…?」


「!!」


『なっ!』


「これは………?」


伸ばした手の先にあったモノは見たこともない、白く輝く光を放つ剣。

光は渦をまき、自在に姿を変えながら剣として存在している。

ヒナに向かってきていた水の刃は真っ二つに裂かれ、その形をただの水に換えしていた。


『……その…剣の姿は…いや…まさか『聖龍剣』…?』



「せいりゅうけん…て?」

こうは手にしている剣をまじまじと見つめながら言葉をもらす。

その剣は光を放ってはいるが、手にしているこうにはまるで羽根のように軽く感じ、暖かであった。


『いや、「奴」と共に滅び封印されたはず……

しかし、それとはまた別か…?
なぜここに…』


信じられないというように宝珠はそれを見つめていた。


その聖龍剣を………
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