GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「くそ…宝珠ってのは…」
こうの握りしめた剣に力が入る
前に出した右足がジリリと音をたてた
「うそ!!何やってんの!こう!
早く逃げなきゃ!」
三人が空に飛んだ後、大地にはこうがただ一人残り、宝珠を睨んでいた。
「あいつ!!」
リュウも身を乗り出してこうを見守る
『唸れ!!』
ガガガガガガガガ……
宝珠の手から紅い光が放たれ、大地は怒るようにその地柱をせり上げ、また、地割れと共につぶてを巻き上げた
地響きをあげながら、ただ一人、地に残るこうに襲いかかる
「こんな剣の使い方なんて知らねえけどな!」
こうは大きく体をそらし、剣を後ろ手に握りしめる
「人の底力を思い知れ!」
右足を力強く踏みしめ、逸らした体を回転し、聖龍剣の蒼と白の光を投げるかのように鋭く振りかぶった
ゴオォォォォォォ……!!
と同時に輝く衝撃は怒れる地を突き抜け、空をも覆う程の光柱をあげ、大地を揺るがした
「こう!!!」
こうも、宝珠も、空の上からは光と砂煙と、大地の地響きで見ることができなかった。
こうの握りしめた剣に力が入る
前に出した右足がジリリと音をたてた
「うそ!!何やってんの!こう!
早く逃げなきゃ!」
三人が空に飛んだ後、大地にはこうがただ一人残り、宝珠を睨んでいた。
「あいつ!!」
リュウも身を乗り出してこうを見守る
『唸れ!!』
ガガガガガガガガ……
宝珠の手から紅い光が放たれ、大地は怒るようにその地柱をせり上げ、また、地割れと共につぶてを巻き上げた
地響きをあげながら、ただ一人、地に残るこうに襲いかかる
「こんな剣の使い方なんて知らねえけどな!」
こうは大きく体をそらし、剣を後ろ手に握りしめる
「人の底力を思い知れ!」
右足を力強く踏みしめ、逸らした体を回転し、聖龍剣の蒼と白の光を投げるかのように鋭く振りかぶった
ゴオォォォォォォ……!!
と同時に輝く衝撃は怒れる地を突き抜け、空をも覆う程の光柱をあげ、大地を揺るがした
「こう!!!」
こうも、宝珠も、空の上からは光と砂煙と、大地の地響きで見ることができなかった。