GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
そこには小さな蒼い生き物がいた。

龍というにはあまりにも小さすぎる生き物。

「まさか……」

「あれが……」

「龍………?」


それは4人が頭に思い描いていた龍の形とはあまりにも違うモノだった。


龍の誕生は、

大きな翼もなく、
鋭い眼孔や爪もない。
何より、その大きな巨体であるはずの龍は、
泉の中でちぢこまり、身動き一つしない。
尾が長い、ヘビのような可愛らしい生き物であった

「おまえが……白龍?」
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