GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
出てきてしまった感情をどうすることもできず、目の前の幼なじみにぶつける

「そんな!…そんな剣なんか無くたって宝珠は!…」


ヒナのハッとした顔がこうを見つめた

言ってしまってから、ヒナは急いで言葉を切った。
その言葉が、自分のために闘ってくれた幼なじみを傷付けた…
それを口を開いてから気付いてしまったのだ





「……そうかよ………」


こうは素っ気なく、それだけ言うと、振り返り、後ろを向いた。


ヒナは取ってしまった行動をどうすることもできず、こうと同じく後ろを向く。


「じゃあ、一人で集めろよ!」

「っ!!…わかったわよ!!
邪魔しないでよね!」


「おい!いい加減にしろ!」

見かねたリュウが止めに入る。
ジョンは困り切った顔で2人を見つめた。


ヒナも、こうもお互い、一言も発せず、谷をあとにした。
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