GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「どうしてだよ!」
また、立ち上がったこうを今度はリュウが腕をひき、座らせる。
「…………何かしってんのか?
オレ達はその『光龍の頂』に行きたいんだ。
聖龍剣を知るために。」
「………………」
大男はこうの顔をじって見ていた。
何も言わず、まっすぐに。
「……あそこは、『カストルの墓』みたいなもんだ。
お前さん達の世代じゃそう言ってもわからんか?」
「!!」
こうの顔色はその名を聞いて瞬時にして変わる
「カス…………トル」
その後の言葉が見つからなかった。
サマルが自分に対して放つ知らぬ名。
それは、サマル以外にも知り、恐れる者のいる名であった。
その事実が、こうの視線を凍らせていた。
「……書物で読んだわ。古代星王の確か………」
ジュンが記憶を辿るように呟く中、ヒナがあっ!と小さな声をあげる。
「カストル…知ってるよ!
星の名前でしょ?
確か………」
ヒナが場の空気を切るように言葉を挟む。
こうは凍ったままの視線をヒナに向け、後の言葉を待つ。
「双子座星の兄、カストル星!!」
また、立ち上がったこうを今度はリュウが腕をひき、座らせる。
「…………何かしってんのか?
オレ達はその『光龍の頂』に行きたいんだ。
聖龍剣を知るために。」
「………………」
大男はこうの顔をじって見ていた。
何も言わず、まっすぐに。
「……あそこは、『カストルの墓』みたいなもんだ。
お前さん達の世代じゃそう言ってもわからんか?」
「!!」
こうの顔色はその名を聞いて瞬時にして変わる
「カス…………トル」
その後の言葉が見つからなかった。
サマルが自分に対して放つ知らぬ名。
それは、サマル以外にも知り、恐れる者のいる名であった。
その事実が、こうの視線を凍らせていた。
「……書物で読んだわ。古代星王の確か………」
ジュンが記憶を辿るように呟く中、ヒナがあっ!と小さな声をあげる。
「カストル…知ってるよ!
星の名前でしょ?
確か………」
ヒナが場の空気を切るように言葉を挟む。
こうは凍ったままの視線をヒナに向け、後の言葉を待つ。
「双子座星の兄、カストル星!!」