GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
別たれる道
「これが…光龍の頂…?」
「高っ!!」
目の前に広がるは、前人未踏の岩と土でできた巨大な山だった。
頂上どとろか、ほぼ垂直なその崖は必死に見上げても、どれほどの高度かも見えないくらいだった。
「ほぼ垂直か…本当に自力で登るのは無理だな。」
リュウはそこらを歩き回り、手掛かりを探しながら呟いた。
「ここでオヤジ情報の宝珠の出番よ!」
「でも、ヒナ。どの宝珠を使うの?
ヒナの力も限りがあるから当てずっぽで呼び出すわけにはいかないわよね?」
「そっか!」
力んだヒナはジュンの言葉に頷き、宝珠の本をめくり始めた
「時、天、星、真実、影、守護、命…………どれを使うのかな…」
ヒナ、ジュン、リュウが本を囲み、考える間、こうは山を見上げていた
〜ここが、カストルの眠る山…聖龍剣の主の…
空に一番近い、ポルクスの贈った場所……あれ?〜
「!!?雲で空がみえねーな…
そのふたご座星を空から見えるようにって贈ったはずの場所だろ?」
こうが何気なく放った言葉にヒナは立ち上がった
「!!だよね!
仲良しの双子に贈った場所ならいつでも自分の星を見上げたり、見たいって思うはず!
それが何かの鍵になれば…」
【仲良しの】…その言葉に違和感を覚えながらこうは白の紋に触れ、見えない崖の頂上を見上げた。
「てことは空に関係する『星』…か、『天』の宝珠?」
こうが小さく呟くと、ヒナはにこりと笑い応えた
「ふたご星は夜に見える…ってことは、『星』の宝珠じゃない?」
「よし……ヒナ。頼む」
こうはヒナと目を合わせると、聖龍剣を白の紋から出現させた
「高っ!!」
目の前に広がるは、前人未踏の岩と土でできた巨大な山だった。
頂上どとろか、ほぼ垂直なその崖は必死に見上げても、どれほどの高度かも見えないくらいだった。
「ほぼ垂直か…本当に自力で登るのは無理だな。」
リュウはそこらを歩き回り、手掛かりを探しながら呟いた。
「ここでオヤジ情報の宝珠の出番よ!」
「でも、ヒナ。どの宝珠を使うの?
ヒナの力も限りがあるから当てずっぽで呼び出すわけにはいかないわよね?」
「そっか!」
力んだヒナはジュンの言葉に頷き、宝珠の本をめくり始めた
「時、天、星、真実、影、守護、命…………どれを使うのかな…」
ヒナ、ジュン、リュウが本を囲み、考える間、こうは山を見上げていた
〜ここが、カストルの眠る山…聖龍剣の主の…
空に一番近い、ポルクスの贈った場所……あれ?〜
「!!?雲で空がみえねーな…
そのふたご座星を空から見えるようにって贈ったはずの場所だろ?」
こうが何気なく放った言葉にヒナは立ち上がった
「!!だよね!
仲良しの双子に贈った場所ならいつでも自分の星を見上げたり、見たいって思うはず!
それが何かの鍵になれば…」
【仲良しの】…その言葉に違和感を覚えながらこうは白の紋に触れ、見えない崖の頂上を見上げた。
「てことは空に関係する『星』…か、『天』の宝珠?」
こうが小さく呟くと、ヒナはにこりと笑い応えた
「ふたご星は夜に見える…ってことは、『星』の宝珠じゃない?」
「よし……ヒナ。頼む」
こうはヒナと目を合わせると、聖龍剣を白の紋から出現させた