GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
~さかさま?~
「…誰だ?」
先程まで聞こえていたデスターの声とは
違う澄んだ…でもどこか寂しげな声が頭
の中に響く
『もう一度問う。
なぜ我の力を求めるか?』
聞こえた声に一呼吸おき、こうは応える
「……今のオレじゃああいつどころか自分
ひとりさえ守れない…
宝珠とか世界とか、闇とか、この世界のことはよくわからねぇ。
ただ、あいつがやりたいことできるようにオレがしっかりしなきゃなんねぇんだわよ。」
こうはどんどん溢れてくる様々な想いが
まとまらぬまま言葉を吐き出した。
「だから!!
オレに剣を使えるだけの力を貸してくれ!」
無茶苦茶だな……
こうはそう思いながらも心の中で頭を下げた。
その想いを知ってか、知らずか声は
静かに応える
『…己のために求め力を振るうことを
{ 欲望 }という。
誰かのために求め声をあげる力を
{ 勇気 }という。
忘れるな。
今の気持ちを…
そして
お前の大事な誰かを。』
……勇気…?…
自分では考えたことのない力の名を
呟き、こうは次の声を待つ
『いにしえの契りより…お前に0と1と
狭間の力の封を解く。
聖龍剣の封は解かれ、主としての責、力を授けよう。
主の心のまま具現するがいい。』
「…誰だ?」
先程まで聞こえていたデスターの声とは
違う澄んだ…でもどこか寂しげな声が頭
の中に響く
『もう一度問う。
なぜ我の力を求めるか?』
聞こえた声に一呼吸おき、こうは応える
「……今のオレじゃああいつどころか自分
ひとりさえ守れない…
宝珠とか世界とか、闇とか、この世界のことはよくわからねぇ。
ただ、あいつがやりたいことできるようにオレがしっかりしなきゃなんねぇんだわよ。」
こうはどんどん溢れてくる様々な想いが
まとまらぬまま言葉を吐き出した。
「だから!!
オレに剣を使えるだけの力を貸してくれ!」
無茶苦茶だな……
こうはそう思いながらも心の中で頭を下げた。
その想いを知ってか、知らずか声は
静かに応える
『…己のために求め力を振るうことを
{ 欲望 }という。
誰かのために求め声をあげる力を
{ 勇気 }という。
忘れるな。
今の気持ちを…
そして
お前の大事な誰かを。』
……勇気…?…
自分では考えたことのない力の名を
呟き、こうは次の声を待つ
『いにしえの契りより…お前に0と1と
狭間の力の封を解く。
聖龍剣の封は解かれ、主としての責、力を授けよう。
主の心のまま具現するがいい。』