GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
聖龍剣はこうの手を離れ、頂上に向かって一筋の細い白い光を伸ばしていた。
頂上からは、頭上のふたご座からの光を受け、蒼く、強い光を聖龍剣に向けて螺旋のように双つの光が混ざりあう。
螺旋の光はやがて聖龍剣を包み、こうの手にゆっくりと降りてきた。
こうが目を開け、光る聖龍剣に手を伸ばしたその時、鋭いもうひとりの新たな別の声が響いた。
【ダメだ!!
聖龍剣の封を解いては!!
…おのれ!
また繰り返すつもりか『アスクレオス』!!】
「??誰だ!?」
鋭い声と、その声の放つ名にこうは
驚き問い返す
『………。
共に解けたか……』
そのもうひとりの声を遮るかのように先ほどの声が呟く。
聖龍剣はその瞬間に強い光を放ち、螺旋の光がこうを包み込んだ。
キイイイイイ!!
「うわっ…!」
光を感じ、鋭い声は悔しさに声を
揺らしてこうにさらに語りかける。
【なぜここに来たのだ!!
お前があるべきは…
私が願ったのはあるべき場所、あるがままの存在!!
一刻も早く元の世界へ戻るのだ!
今ならば私の力が叶う!!
でなければ、お前は…】
「待てよ!!誰だか知らねーけど勝手に決めんな!
オレだけ帰れるわけねーだろ!!
あいつを…ヒナを一人にするわけにはいか
ないんだよ!」
声を遮るように大きな声でこうは叫んでいた
「そのためには…力がなきゃ…
オレには力が必要なんだ!!」
【!!!】
パァァァン!!!
もう1つの声の主を遮るかのような強い
想いと言葉に光が弾けるように強く
放たれた。
「うわ…!」
こうは光を避けるように目を細め
自らの手に握られた剣を恐る恐る見る。
蒼く、そして、白く、
剣芯の部分を眩く光らせまさに
光の剣の様相を見せていた。
『…勇気の宝珠の名のもとに。
聖龍の剣の封は解かれたり。
剣を自在に操り、世界に光を。』
頂上からは、頭上のふたご座からの光を受け、蒼く、強い光を聖龍剣に向けて螺旋のように双つの光が混ざりあう。
螺旋の光はやがて聖龍剣を包み、こうの手にゆっくりと降りてきた。
こうが目を開け、光る聖龍剣に手を伸ばしたその時、鋭いもうひとりの新たな別の声が響いた。
【ダメだ!!
聖龍剣の封を解いては!!
…おのれ!
また繰り返すつもりか『アスクレオス』!!】
「??誰だ!?」
鋭い声と、その声の放つ名にこうは
驚き問い返す
『………。
共に解けたか……』
そのもうひとりの声を遮るかのように先ほどの声が呟く。
聖龍剣はその瞬間に強い光を放ち、螺旋の光がこうを包み込んだ。
キイイイイイ!!
「うわっ…!」
光を感じ、鋭い声は悔しさに声を
揺らしてこうにさらに語りかける。
【なぜここに来たのだ!!
お前があるべきは…
私が願ったのはあるべき場所、あるがままの存在!!
一刻も早く元の世界へ戻るのだ!
今ならば私の力が叶う!!
でなければ、お前は…】
「待てよ!!誰だか知らねーけど勝手に決めんな!
オレだけ帰れるわけねーだろ!!
あいつを…ヒナを一人にするわけにはいか
ないんだよ!」
声を遮るように大きな声でこうは叫んでいた
「そのためには…力がなきゃ…
オレには力が必要なんだ!!」
【!!!】
パァァァン!!!
もう1つの声の主を遮るかのような強い
想いと言葉に光が弾けるように強く
放たれた。
「うわ…!」
こうは光を避けるように目を細め
自らの手に握られた剣を恐る恐る見る。
蒼く、そして、白く、
剣芯の部分を眩く光らせまさに
光の剣の様相を見せていた。
『…勇気の宝珠の名のもとに。
聖龍の剣の封は解かれたり。
剣を自在に操り、世界に光を。』