GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「おい、ガキ。」

不穏な空気を破ったのはこうだった。

「遊んでやるよ。その代わり、おまえの宝珠の力を渡してもらう。」

「こう?」
ヒナは一瞬、不安がよぎったが、すぐに気を取り直し、
「そうね。観念して私に従いなさい!」


『いいよ♪』
ヒナの言葉を待っていたかのように、石碑の上からデスターは飛び降りた。

「……あいつが何なのかは事が済んだら聞き出せばいい。今は…」

「真実を手に入れるのが先決!」

2人はデスターの前に立ち、構えながら次の言葉を待った。

『…さっきのアストレイアが言ってたでしょ。
鍵を探してよ。
見つかったらボクの力をあげる。見つけられなかったら消えてもらう。
それがゲーム』

デスターはそう言うと自信に満ちた顔でヒナ達の目の前に立ちはだかった。。
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