GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
『おまえは………だからだよ。』


「え?……」

思わず聞き返してしまった男の言葉…

あまりにも流れるように、染み入るように、ジュンの心へ冷たく溶け込んだ。


……聞きたくない。

……知りたくない。


…誰もジュンに、『そのこと』を話す者はいなかった。

一番信頼し、一番慕ったあの最愛の師でさえも…


『どうして、私には魔法使いみんなが使える癒やしの術が使えないの?』


ーオサナキヒノトイカケー


『答え』がそこにあった。



『お前は俺たち闇の集団と同じ『闇』の魔質を持っているからだよ。』



男の言葉は、
ジュンの表情を…
感情を…
心を…
凍らせてしまった。
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